FFX/X-2HDリマスターBONUS AUDIO 前提。
ティーダがとってもチャラいです。ユウナに対して最低なことを言ってます。最終的には優しいティーダに行きますけど、とにかく最低です。石を投げられて当たり前のことを言ってます。尻軽またはビッチとは言ってないけど、言ってるようなもんです。そんなこと言うティーダはありえない!!!という方は回れ右で。
ボイスドラマのユウナ名台詞後にティーダチュアミルールーワッカがユウナクルグムに追いついたけど、そこどこ?なところにいます。急にはじまってます。
ティーダがとってもチャラいです。ユウナに対して最低なことを言ってます。最終的には優しいティーダに行きますけど、とにかく最低です。石を投げられて当たり前のことを言ってます。尻軽またはビッチとは言ってないけど、言ってるようなもんです。そんなこと言うティーダはありえない!!!という方は回れ右で。
ボイスドラマのユウナ名台詞後にティーダチュアミルールーワッカがユウナクルグムに追いついたけど、そこどこ?なところにいます。急にはじまってます。
年下の男の子
「ユウナ、待てよ」
ティーダは言った。ユウナの側にはチュアミの幼馴染、送儀士クルグムがいた。ティーダとチュアミを見るなり、ユウナはふたりに背を向ける。
「キミに話すことは、もう何もないよ。行こう、クルグム」
「ふ~ん、ユウナって年下好みってわけッスか。若くてぴちぴちしてる方がアッチも楽しめるってこと?」
ティーダらしからぬ品のない挑発にユウナの眉がぴくりと動いた。開口したが言葉を呑みこみ、下唇を噛み締める。ティーダの後ろにいたチュアミはぽかんとし、ルールーは眉間に手を当て、ワッカはただ見守っている。
「ユウナ様、行きましょう」
クルグムがユウナの背に手を伸ばそうとしたが、ブリッツボールの試合中、敵チームに取られそうになったボールの如く、ティーダはユウナをクルグムから素早く奪った。ユウナの腰に触れた手を離し、クルグムを一瞥してユウナを見やる。
「シンを倒すって言ってたけど、召喚士同士でうまく行くの?たぶん、俺のほうがユウナと相性いいと思うけど。今まで散々やりまくってたわけだし」
ユウナは一度もティーダの顔を見ずに俯いたままでいる。
「言いたいことは、それだけ?」
ぼそりと言ったユウナの声には怒りがこもっていた。
「あっさり乗り換えたわたしが憎いだけ?」
「ううん、心配してるだけ。あんなにいっぱい普通じゃないことしたのに、新しい彼氏はちゃんとできるのかなって。ああ、できない方が教え甲斐があっていい?」
ユウナは頭に血を上らせ、ティーダの頬を打とうと右手を振り上げた。ティーダは、その手を掴んで軽く引く。ユウナの瞳にティーダの顔が映ると、唇が重なった。目を閉じることなく舌を絡ませようとするティーダの目が静かに怒っている。ユウナは仲間たちの面前だということに我に返り、ティーダの胸を強く叩いた。が、ティーダはユウナを離さず、更に深く交わらせた。背徳と羞恥と快感にユウナの降参は速かった。ユウナの抵抗がなくなり、従順になるとティーダは優しく口内を犯した。やがてティーダが唇を離すと、後方で見守っていたはずのワッカに頭を小突かれた。
「イテッ」
「イテッじゃねーよ、このアホたれが。気持ちはわかるが、場をわきまえろ。ほれ、ルー見てみろよ」
ワッカに促されてルールーを見やる。両腕を前で組み、ティーダへ殺気のこもった眼差しで睨みつけていた。
「あ、えっと、その、ユウナは、そんないやらしい子じゃなくて、至って普通だし、普通に可愛くて、普通にその、あの、つうか俺も普通のやつしかやってない、あイテッ、わかったよ、俺が悪かったって」
先ほどの軽薄な男はどこかへ吹き飛んで行ったらしく、チュアミは溜息をついた。
「夫婦喧嘩は犬も食わないってこういうことを言うのね。クルグム……あんた、いい当て馬になっただけよ、かわいそうに」
憐みの眼差しがクルグムに向けられる。
「あのねぇ、チュアミ、僕は当て馬になった覚えはないよ。ちゃんとユウナ様からティーダさんと別れた理由も聞いていたし」
ワッカに小突かれ続けていたティーダは一度逃げ出したが、クルグムの元へ戻ってきた。
「クルグムくん、それはどういうことかな?」
肩をがっちりとティーダに掴まれたクルグムは、どきりとした。
「それは、わたしから言うね。ごめんね、クルグム」
ユウナに謝られたクルグムは、とんでもないと両手を振ってから先ほどのティーダを思い返した。
「あの、でもユウナ様……」
「うん、大丈夫。さっきのは、お芝居。この人、本当はすごく優しいの」
微笑むユウナにクルグムは見惚れ、ティーダは面白くなさそうに両腕を組んだ。ユウナはティーダに向き直り、頭を下げる。
「嘘ついてごめんなさい」
「ううん。俺のほうこそ、ごめん。根も葉もないこと言ってユウナのこと悪く言った」
「ううん。わたしもキミのこと、叩こうとした」
「いや、そうなるように仕向けてユウナを引きとめようとした俺のほうがバカだったんだ。ほんとごめん」
ティーダは、ユウナに頭を下げた。
「ううん。久しぶりのキス、嬉しかったから、もういいよ」
ユウナは頭を下げたままのティーダに言う。
「俺も……」
呟くように言ったティーダにユウナは笑みをこぼした。
「お相子だから、もう顔を上げて、ティーダ」
言われて屈めた背を正したティーダは、ユウナの顔を見て心配する。
「ユウナ、飯、ちゃんと食ってる?」
頷こうとしたユウナだったが、その笑みは儚げで、その顔色は青白かった。不意にユウナの膝が折れ、正面にいたティーダの胸へと倒れ込んだ。
ティーダは言った。ユウナの側にはチュアミの幼馴染、送儀士クルグムがいた。ティーダとチュアミを見るなり、ユウナはふたりに背を向ける。
「キミに話すことは、もう何もないよ。行こう、クルグム」
「ふ~ん、ユウナって年下好みってわけッスか。若くてぴちぴちしてる方がアッチも楽しめるってこと?」
ティーダらしからぬ品のない挑発にユウナの眉がぴくりと動いた。開口したが言葉を呑みこみ、下唇を噛み締める。ティーダの後ろにいたチュアミはぽかんとし、ルールーは眉間に手を当て、ワッカはただ見守っている。
「ユウナ様、行きましょう」
クルグムがユウナの背に手を伸ばそうとしたが、ブリッツボールの試合中、敵チームに取られそうになったボールの如く、ティーダはユウナをクルグムから素早く奪った。ユウナの腰に触れた手を離し、クルグムを一瞥してユウナを見やる。
「シンを倒すって言ってたけど、召喚士同士でうまく行くの?たぶん、俺のほうがユウナと相性いいと思うけど。今まで散々やりまくってたわけだし」
ユウナは一度もティーダの顔を見ずに俯いたままでいる。
「言いたいことは、それだけ?」
ぼそりと言ったユウナの声には怒りがこもっていた。
「あっさり乗り換えたわたしが憎いだけ?」
「ううん、心配してるだけ。あんなにいっぱい普通じゃないことしたのに、新しい彼氏はちゃんとできるのかなって。ああ、できない方が教え甲斐があっていい?」
ユウナは頭に血を上らせ、ティーダの頬を打とうと右手を振り上げた。ティーダは、その手を掴んで軽く引く。ユウナの瞳にティーダの顔が映ると、唇が重なった。目を閉じることなく舌を絡ませようとするティーダの目が静かに怒っている。ユウナは仲間たちの面前だということに我に返り、ティーダの胸を強く叩いた。が、ティーダはユウナを離さず、更に深く交わらせた。背徳と羞恥と快感にユウナの降参は速かった。ユウナの抵抗がなくなり、従順になるとティーダは優しく口内を犯した。やがてティーダが唇を離すと、後方で見守っていたはずのワッカに頭を小突かれた。
「イテッ」
「イテッじゃねーよ、このアホたれが。気持ちはわかるが、場をわきまえろ。ほれ、ルー見てみろよ」
ワッカに促されてルールーを見やる。両腕を前で組み、ティーダへ殺気のこもった眼差しで睨みつけていた。
「あ、えっと、その、ユウナは、そんないやらしい子じゃなくて、至って普通だし、普通に可愛くて、普通にその、あの、つうか俺も普通のやつしかやってない、あイテッ、わかったよ、俺が悪かったって」
先ほどの軽薄な男はどこかへ吹き飛んで行ったらしく、チュアミは溜息をついた。
「夫婦喧嘩は犬も食わないってこういうことを言うのね。クルグム……あんた、いい当て馬になっただけよ、かわいそうに」
憐みの眼差しがクルグムに向けられる。
「あのねぇ、チュアミ、僕は当て馬になった覚えはないよ。ちゃんとユウナ様からティーダさんと別れた理由も聞いていたし」
ワッカに小突かれ続けていたティーダは一度逃げ出したが、クルグムの元へ戻ってきた。
「クルグムくん、それはどういうことかな?」
肩をがっちりとティーダに掴まれたクルグムは、どきりとした。
「それは、わたしから言うね。ごめんね、クルグム」
ユウナに謝られたクルグムは、とんでもないと両手を振ってから先ほどのティーダを思い返した。
「あの、でもユウナ様……」
「うん、大丈夫。さっきのは、お芝居。この人、本当はすごく優しいの」
微笑むユウナにクルグムは見惚れ、ティーダは面白くなさそうに両腕を組んだ。ユウナはティーダに向き直り、頭を下げる。
「嘘ついてごめんなさい」
「ううん。俺のほうこそ、ごめん。根も葉もないこと言ってユウナのこと悪く言った」
「ううん。わたしもキミのこと、叩こうとした」
「いや、そうなるように仕向けてユウナを引きとめようとした俺のほうがバカだったんだ。ほんとごめん」
ティーダは、ユウナに頭を下げた。
「ううん。久しぶりのキス、嬉しかったから、もういいよ」
ユウナは頭を下げたままのティーダに言う。
「俺も……」
呟くように言ったティーダにユウナは笑みをこぼした。
「お相子だから、もう顔を上げて、ティーダ」
言われて屈めた背を正したティーダは、ユウナの顔を見て心配する。
「ユウナ、飯、ちゃんと食ってる?」
頷こうとしたユウナだったが、その笑みは儚げで、その顔色は青白かった。不意にユウナの膝が折れ、正面にいたティーダの胸へと倒れ込んだ。
年下の男の子
Text by mimiko.
2014/01/20