お妙さんsumata言ったり、いやらし勲が言葉攻めしてる妙近妙。
始めから終わりまでえろです。しかもお妙さんのっけから咥えてます。
破廉恥度**(=非合体)だけども濃いめかも。

一か月

「ふぅ、勲さん、んむぅ、気持ち、いい、ですか?」
 口に含まれたまま訊ねられ、勲は吐息混じりに頷く。
「はい、いいです……」
 妙は、布団の上に座る自分の足の間に膝と肘を突き、唇と舌で勲の反り立ったものを愛撫する。右の指で根元を押さえ、もう一方の手の平で下の膨らみをそっと撫でた。勲は呼吸を詰まらせ、妙は一気に根元まで口に含み、喉を鳴らすように勲を刺激する。
「んあっ、そんな急に締めっ、くっはぁ、あ、妙っ」
 苦しげな声が上がり、妙の口内で、びくびくと揺れる。が、妙は根元をさらに押さえ、舌全体で筋を撫で上げて唇を離した。
 酷いとでも言いたげな勲の表情に妙は、にこりと微笑む。
「いっぱい先走ってますね」
 妙から視線を逸らし、赤面する。
「だって、気持ちいいし……」
「じゃあ、もっとしますね」
 再び微笑まれ、妙の唇が自身に近づく。
「ちょっ、待って」
 慌てた声に、妙は先を咥えたまま見上げた。視線が合い、どきりとした勲は言葉を失くす。
「どうか、しました?」
 言葉を発する度に妙の舌が触れ、声が直に伝わる。
「んっ、咥えたまましゃべらないの」
 はぁ、わざとしてる、なんてやらしい……。
「私にもよくそうするから、いいじゃないですか」
 今度は舌を這わせながら言われ、勲は力なく眉を下げて肩で息をする。妙は一度、勲を離し、それに口づけを落としながら言う。
「勲さんの好きだから、少しでも離したくないんです」
 口づける度にびくりと揺れる勲を愛おしそうに見つめ、先から溢れている液を舐め取る。唇を窄めてゆっくりと咥え込み、妙は頭を上下させた。音を立てて吸われ、勲は吐息混じりに声を洩らす。次第に粘着質な音が増し、着実に快感の高潮へと追いやられていく。
「あっ、くぅ、妙、んくっ……!」
 急にきつく吸い上げられた。妙の熱い口内から外気に晒された自身は一気に冷やりとして、波打つ。が、やはり妙に根元を押さえられ、硬さを増す自身を意識する。
 なんちゅーことを……。イきそうなのに、寸前で……。
 下唇を噛む勲を見た妙は妖艶に微笑んだ。体を起して勲の左頬に右手を伸ばす。
「イきそうなのにイかせてもらえないのって辛いんですよ?」
と、頬を撫で、人差し指で唇に触れる。妙は勲の膝の上に跨り、乱れた襦袢の裾へ手を伸ばした。
「妙、まさか」
 勲は喉を鳴らした。
「まさか?嫌だわ勲さん、まさかじゃないでしょう?口もいいけど私の中が一番いいって言ってらしたじゃないですか」
 自分のそこを指で開き、勲の先端に蜜を塗りつけるように腰を動かす。
「でも、ほぐしてないのにいきなり入れるのは」
「ん、大丈夫です」
 先を僅かに入れ、すぐに腰を引く。充分に潤っていた蜜が糸のように伸びる。妙は勲の首に手を回し、切なげに勲の瞳を見つめた。
「勲さんのなら、いつでも私のここに入ります……」
 ゆっくりと腰を沈められ、その熱さに息を詰まらせながら名前を呼んだ。
***
「んっ、た、え……!」
 はぁ、入れただけでもうイきそ……う?
「アレ?」
 見慣れた天井に勲は目を丸くした。
 え、さっきの……夢?
「そりゃねーだろオイ……」
 勲は大きな溜め息をついて布団から体を起こした。
 あんなに濡れた妙の中はすごく美味いのに。昨日も……て、昨日したっけ?ずっと屯所に寝泊まりしてて、やっと帰れて……風呂入って飯食って、お疲れさまでしたって妙にお酌してもらって……。
「あ……!」
 妙の膝枕でグースカ寝ちゃった……!
 昨晩のことを思い返して勲は血の気を引かせた。
 やっばいぞ。ざっと数えても一か月はしてねーってのに、仕事片付いたらその日の晩からやりまくりですよ!とか、約束したのに……。
 顔に手を当てて両肩を落とす勲に、朝日が当たった。顔を上げると妙が障子を開いている。
「おはようございます」
 いつものように、にこやかに微笑まれる。いつものようにといってひと月ばかりは目にしなかった光景だが。
「あ、おはよう」
「どうかなさったんですか?」
「え?」
「なんだか浮かない顔してらっしゃるから」
 どきりとし、笑顔の妙を窺うように訊ねた。
「あの、怒ってない……?」
 妙は障子に掛けていた手を瞬間止めたが開ききり、布団の側に座った。
「何をです?」
「その、昨日、膝枕してもらってそのまま寝ちゃって……」
「……」
 妙は無言のまま微笑んでおり、勲は鼓動を速めた。
 やっぱ怒ってるよね。しかもすっげー怒ってるよね。
 こちらの様子を窺っている視線を感じ、妙は微笑んだまま訊ねる。
「覚えてらっしゃらないんですか?」
「え、何を?」
 俺、なんかやらかした?膝枕までの記憶しかないんだけど……。
「私、頑張ったんですよ?なのに……」
と、妙は口元を手で押さえて俯いた。
「あの、妙?何を頑張ったの……?」
「素股です」
「ええっ!」
 す、素股ァァ?!ま、マジでか?!
「新ちゃんに運ぶのを手伝ってもらって、着替えさせてたら目を覚まして……キス……したんです。そしたら勲さん、すごくいやらしいキスするから……」
 恥ずかしそうに上目遣いで見られ、つられるように勲も赤面する。
 ええ、妙が赤面するようなキスって、俺どんなキスしたのよ。ていうか、くそォ!勿体ねー!妙がそんな積極的だったのに、なんも覚えてないなんて!……あ、すると、さっきの夢って、遠からず、てこと?
 夢から覚める直前の感覚を体に呼び起こし、寝間着の下の自身を意識する。勲は妙を引き寄せ抱き締めた。
「今から挽回させて下さい」
「え、今からって」
 慌てる妙をよそに、勲は妙の帯を解く。
「ちょっと、待って勲さん」
 帯が膝の上に落ち、どきりとする。このままなし崩しにされては堪らない。部屋の障子は全開で、庭に誰かがやって来ては見られてしまう。何より、朝食の時間までは、もう暫らくで、いつも一緒に食卓を囲っている新八が姿を見せない自分たちを探しにやって来るかも知れない。
「今からはダメですっ」
 肩を押し出して勲から離れらると束の間ほっとする。が、自分の唇を見つめる眼差しに目を奪われた。捕えられては逃れられないのをわかっているのに顔を逸らせることが出来ない。いつも優しく微笑む勲とは別の彼が自分を欲している。このひと月、自分も欲していた彼がそこにいる。
 勲さん、スイッチ入ってる……。
 唇が重なり、引き出された舌が吸われ、首筋を勲の指が這った。我に返った妙は、一度閉じた目を開いて勲の胸を押す。
「や、ふぁ」
 抵抗しようとするが首筋に這った指の跡をぞくりとした感覚が走り、優しくはあるが逃げることを許さない熱い口づけに、体の力が抜ける。
「あっ」
 背中から襦袢ごと着物を引き下ろされ、すぐに妙は胸を両手で覆った。が、すでに妙の胸の上には勲の左手があり、広げた指で両胸の頂きを刺激していた。
 な、なんて手が早いの……!
「ダメ、勲さん」
「そうですか?下着の上からでもわかるくらい硬くなってますよ?」
「違います、そうじゃなくて」
 勲の左手を両手で掴んで下ろそうとするが、びくりともせずに下着と肌の間に指が潜る。頂きを弄ばれ、思わず声が出そうになったを堪える。
「我慢するんですか?」
と、下着の肩ひもを両方下ろし、下着をずり下ろす。両胸を両手で覆われ、熱い手で捏ねられ掴まれる。
 いや、感じちゃう……。
 瞳を潤ませ、甘い溜め息をつく。勲は妙の反応に気分を良くし、自然と口角を上げて笑った。親指の腹で胸の頂きを転がしながら耳元で言う。
「まだ我慢するんですか?ここは気持ちよさそうに尖ってるのに」
と、少し強めに指で摘まむ。短く嬌声が上がり、まだ遠慮しているらしい妙を布団へ引っ張った。妙を自分と同じ方向を向かせ、すぐ前に座らせる。途中まで脱がせた襦袢を残したまま着物を脱がせて脇へやると、妙の足を開かせ、自分の右足で妙の右足を固定した。
「だから、勲さ、んっ」
 首に口づけられ、肩を竦ませる。
 これじゃあ、庭や縁側に誰か来たら真正面じゃない。ダメよこんなの、ダメなのに……。
 首や肩には舌が這い、胸には左手、太腿には右手が這う。
 こんなふうにされて、嬉しいなんて。
 焦らすように撫でていた右の指が不意に敏感な所を掠め、妙の腰が揺れる。が、右の手は再び内腿を這う。
「あの……」
「ん?どうかした?」
 何食わぬ声で聞き返され、してやられたとすぐに気づいて妙は頬を熱くした。
「何もありません、気にしないで下さい」
 急にいつもの声音に戻った妙に勲は思わず噴き出した。
「いやァ、すまんすまん。妙の触って欲しいところ、ここだよね」
 下着の上から右の二本の指が割れ目を押さえつけ、湿り具合を確かめるように動く。
「んっ、ん」
 声を我慢している妙が面白くなく、勲はわざといやらしく言った。
「もういっぱい濡れてますね。けどここを剥き出しにして……」
と、割れ目の上の突起を刺激し、音を立てるように耳朶を吸って離す。
「こんなふうに吸ったらもっと良くなりますよね?」
「そんな、こと」
「ない、なんてことはないはずだ。1か月ぶりだよ?寂しくて俺、エッチな夢いっぱい見たもん。妙だってそうだよね?俺が帰ってきたらいっぱいやらしいことされたかったでしょ?」
「……はい……」
 頷くしかない。しかし、はっとして抵抗する。
「でも、今からはダメなの、勲さぁん、ああっ」
 下着の中に遠慮なく右手が差し込まれ、蜜を絡めた指が小さな突起を撫でる。
「まだダメって言うの?」
 少々むっとした声で言われ、妙も、むっとして答える。
「だって、障子全開なのよ?誰か来たらどうするんですかっ、あ、や、そんな、直に触っ、んんっ」
 突起を覆っていた襞を人差し指と薬指で広げ、中指の腹で露わになったそれを刺激していたが、勲は顔を上げて我に返った。
 えェェ!全開ィィィ!そういえばさっき開けてたっけ。だから何回もダメって言ったり、声我慢してたのか。
 妙の抵抗を納得した勲は右手を引き抜こうとしたが、妙の両手に掴まれて下着の中に留めさせられた。
「妙?」
「や、ここまでしておいてやめるなんて、いや」
 息の上がった甘い声でねだられて、勲は体を硬直させる。
「勲さんの、指、気持ちいいの、中にも欲しいの」
「いや、でも」
「いいの、このままして欲しいの、すぐにでも勲さんのが欲しいの……」
 胸が熱くなり、勲は妙に口づける。
「わかりました。けど、とりあえずは指で我慢して下さいね。声も我慢して……いいですか?」
 妙はこくりと頷き、勲は微笑む。
 はァ、かわいいなァ。やばいくらいにかわいいなァ。
 勲は左手も下着に潜らせ、蜜で溢れかえっているそこを解しながら指を侵入させる。反応する所をすぐに探し当てると指先で執拗に掻き、口が広まると指を足し、再びそこを刺激する。粘着質な水音をわざと立てるように指を動かし、休めていた右手で突起を軽く刺激すると、敢えなく妙は達してしまった。
 全身の力が抜け、くたりとした妙の髪に口づけ、布団へ寝かせる。勲は立ち上がり部屋の障子を締めながら、つい先程の妙を思い返した。
 声、我慢する妙かわいかったなァ。俺にだけ聞こえるように小さな声で、気持ちいいですとか、もう堪んねーなオイ。
 障子を締めきると弛んだ表情を引き締め、寝間着を正して布団へ戻った。

一か月
Text by mimiko.
2010/09/24

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