近妙前提土近土えろで、近妙の結婚決まってるというめちゃくそ捏造設定。
寝静まった屯所の局長室にて土近が致してるのでBL苦手な方は逃げてください。
BL好物でもNL(というか近妙えろ)受け付けない方も逃げてください。
土方さんはかなりの片思いっぷりで、近藤さんはお妙さんの身代わりを土方さんにさせる最低野郎となってます。おまけに見られると勲興奮しちゃうゥvな変態設定(近妙要素での、ですが)。
以上ご注意を。
寝静まった屯所の局長室にて土近が致してるのでBL苦手な方は逃げてください。
BL好物でもNL(というか近妙えろ)受け付けない方も逃げてください。
土方さんはかなりの片思いっぷりで、近藤さんはお妙さんの身代わりを土方さんにさせる最低野郎となってます。おまけに見られると勲興奮しちゃうゥvな変態設定(近妙要素での、ですが)。
以上ご注意を。
みっともないのは重重承知
「んっ、トシ、なんか、今日激しくね?」
勲は後ろの十四郎に振り返った。
「そんなことねーよ、近藤さん、いつもと変わりねェ」
十四郎は同じ方向を向いて横になっている勲に腰を打ちつけた。呼吸を詰まらせながら上げる切なげな声に鼻で笑う。
昨日はアンタがこうやってあの女にそんな声上げさせてた。
勲の片足を抱えていた手を滑らせ、肌を撫でる。
俺には自分からこんなことしねェのに、あの女にはあんなにやらしく……。
勲の耳朶を吸いながら反り立っているそれに触れる。
「と、トシっ」
「ん、なんだよ」
「やっぱりいつもと違う」
「そうか?……昨日のアンタを再現してるだけだ」
どきりとした勲は目を見開いた。
「え、き、昨日って、あ、え?」
昨日といえば、結婚が決まった妙と幸せを感じながら戯れていた。そのうち抑えきれず、いけないと思いながらも、この局長室で愛し合った。
「ウソ、アレ見られてたの?」
こちらから勲の表情は見えないが、きっと頬を赤らめて照れている。十四郎は小さく舌打ちした。
俺のことでは、そんな顔したことねェのに……。
完全に嫉妬している。男の嫉妬がみっともないのは重々承知している。が、こうもあからさまに妙と自分とで態度が違うのはやりきれない。わかっている。自分は恋人ではない。自分は勲の友人であり部下である。
「ああ、女の声がデカくて屯所にいた奴ならみんな知ってる」
「ええっ」
「大丈夫だ。奴らには口止めしたし、流出しそうなもんは総悟が全部破壊した」
総悟と隊士達のことが容易く思い浮かんで勲は苦笑した。
「あ、でも全部破壊しちゃったの?おしいことしたなァ」
「……はァ?」
十四郎の不思議そうな声に勲は笑みを零した。
「だって昨日のお妙さんったらすっごくかわいかったしィ、何か残ってたらそれはそれで、後でじっくり愉しめるしィ、ていうか実は覗かれてる気配するなァとか思いながらわざと結合部見せるようにしたっていうかァ」
勲の可愛い子ぶった声に十四郎は目を細めた。
「……アンタ、つくづく変態だな……」
「ええ~?俺に突っ込んでるトシがそれ言うかァ?」
笑いながら言われて十四郎は目を点にした。
「まァそれもそうか」
と、笑う。
男が男に突っ込んでるなんざ変態でなけりゃァムリだな。
「なァ、トシ」
落ち着いた声に十四郎はどきりとした。きっと言われる。
「こういうの、もう終わりにしよっか」
昨日の勲と妙を見たばかりだというのに自分とこうしているということは、そういうことだ。始めから予感はしていたが、いざ宣告されるとかなりの衝撃だ。
「俺さ、もう結婚するし溜まることって、そうないと思う」
十四郎は勲の肩に額を寄せた。
「……ああ……」
掠れた小さな声で返事する。
ハハハ、何泣きそうになってんだ俺は。そんなにこの男に惚れてたのか。
勲に触れたままになっていた指を動かす。
「わかった……」
と、肩に口づける。寂しそうな十四郎の様子に、勲は何かを決めたように口の両端を上げた。
「トシ、抜いて」
肩から顔を上げる十四郎に続けて言う。
「トシさァ、お妙さんの代わりするって言ったけど、なんかいつも俺の方が触られてたじゃん?」
と、腰を引き、十四郎は促されるまま勲から引き抜いた。
「だから、今日はちゃんとお妙さんの代わりしてくんない?」
十四郎と向い合せになり、勲はにこりと微笑んだ。
「昨日、本人とあれだけやっときながら代わり?」
「お妙さん、まだ途上だからムチャしないように我慢してたの。けどトシなら多少ムチャしても大丈夫だもんね~」
「オイ、なんだそりゃ」
「だってさァ、お妙さんってあんだけ強いけど、やっぱ女の子なんだよ。腕とか腰とかすっごく細くて……」
十四郎の上に体を重ねて頭の脇に肘をつく。
「肩も細くて、こんなゴツゴツしてないしさァ」
と、十四郎の肩を撫でるように叩く。比べられ、面白くない十四郎は拗ねたように言った。
「お妙さんのように細くなくて悪かったな」
「すまんすまん。お妙さんはお妙さん、トシはトシ、だな」
目の前で優しく微笑まれ、十四郎もつられてはにかむ。
「今までありがとうな、トシ。これからも友達として、仲間としてよろしくな」
瞳を閉じた勲の顔が近づき、十四郎は目を伏せた。唇がやんわりと重ねられ一度離れると再び重なる。舌に唇を割られて舌先を弄ばれる。早くもくぐもった声が洩れそうになり、十四郎は眉を寄せた。口の端から涎が溢れ、熱を帯びたように瞳が潤む。舌を吸われて唇が離れると、十四郎の息は上がっていた。反り上がって波打っていた十四郎は勲の太腿に何度も触れており、勲は、くすりと笑う。
「なんだトシ、これだけで感じてるのか?」
意地悪く口の片端が上がる。耳に口づけ、囁く。
「ああ、そっか。さっきイかなかったから辛いのかァ。そっかァ……」
十四郎の太腿の内側に勲の手が這うが、先程から波打っているそれには触れることなく手が離れる。十四郎の眉間に皺が寄り、勲は、ふっと笑った。両手で十四郎の胸を撫で、突起の周囲を指でなぞる。
「んっ」
「ハハ、敏感だな、トシ」
「っ、胸弱いの、アンタもだろ」
「ああ、そっか。じゃあ舐められるのも好きだろ」
不意に左胸の突起に口づけられ、声が上がった。
「あっ」
右胸の突起を指の腹で転がされ、体が揺れた。
「ん、やっぱトシのが敏感だな。お妙さんみたいに敏感だもん」
と、吸う。
確かにあの女の代わりと言ったが、最中に……。
指で弄られていた方を口に含まれ、呼吸を詰まらせる。今までの勲を思い返して十四郎は内心、目を細めた。
女の名をしょっちゅう出す奴だったこの男は。
報われない勲を慰める、最初からそのつもりで関係を持つようになった。勲の気が少しでも晴れればそれでいい。それ以上、深く考えてはいけない。不毛過ぎて両手を上げて笑うしかなくなる。そんな関係が終わろうとも同じだ。寧ろ心の奥底に蓋をし続けて、ずっと抱えてきたものなど、今日で綺麗さっぱり捨ててしまえばいい。
胸から腹部へ、更にその下へと勲の頭が下がる。はちきれそうな程に膨らみ、先端からは辛そうに無色の液が滴っている。勲は舌でその先を包み、滴りを舐めとると自分の右の人差し指と中指を口に含んだ。
「どうするつもりだ……」
頭上で声がし、勲は自分の指を咥えたまま顔を上げて十四郎を見た。
「なんで指を舐めてる」
勲は口から指を引き抜く。
「なんでって、しっかりほぐそうと思って……」
と、反り立っている十四郎の下の窪みを先程濡らした二本の指で撫でる。
「そんな女相手みたいなことしなくても、っん」
「ダメダメ、ちゃんと痛くないようにしなきゃ。今のトシはお妙さんの代わりだよ?いきなり入れるなんていけません。ちゃんと濡らして、まずは軽くイっとかないと……」
窪みの刺激に波打っている十四郎の裏側を下から上へと舐め上げる。
「はぁ、くっ」
先を口に含まれ、水音を立てながら勲の頭が浅く深く動く。一際、切なげな声が上がると十四郎は勲の口内に堪えていたものを放った。喉を鳴らして飲まれ、十四郎は呼吸を乱しながらなんとか言う。
「やめっ、飲、まなくて、いい、くっ、はぁ」
十四郎を飲み干すと、勲は口を拭って笑った。
「指入れてないのに、ちょっと舐めただけでって、トシ、ほんと生娘みたいだな」
言われて十四郎の顔が熱くなる。
「そういえばお妙さんも初めての時、すぐにイっちゃってたなァ……」
と、中指をゆっくりと挿入する。
「ちょっ」
制止する声と右手に構わず、太腿の内側に舌を這わせながら指を捻じる。
「トシはお妙さんと違って頑丈だから休みなしで大丈夫だよね」
と、一度指を引き抜いて指を増やし、捻じるようにしながら指を再度挿入した。
肌をぞくりとしたものが駆け、十四郎は背を反らせた。
「トシ、舌出して」
耳元で優しい声がし、十四郎は言われるまま舌を出す。勲は出された舌をゆっくり絡めとり、くすぐり、十四郎の息遣いは次第に甘くなる。舌を絡めながら十四郎のものが反り立つのを確認した勲は唇を離した。十四郎を横に向かせてその背後に寄り添い、後ろから十四郎の片足を抱え上げ、足を大きく開いて天井を向くようにする。
「ちょっと待て、これじゃあまるで」
「そう、昨日の俺とお妙さん、さっきのトシと俺」
そうって、何考えてんだ。
勲は後ろからゆっくりと十四郎の中に侵入させた。
「待てって」
「くっくっくっ、俺、サイテー?」
と、勲は笑った。
「ああ、サイテーだ」
いくら女の身代わりとは言え、実際にやってた体位で同じように扱われるなんざ御免だ。……でも、わざとなのか?
勲は腰を揺らし、十四郎のものに触れる。
「うん、俺サイテーだから、トシもこんなサイテーな奴のことなんて早く忘れた方がいい」
「……」
十四郎が何も言わないでいると、勲は昨晩のことや、つい先程のことを再現するように十四郎を抱いた。達してすべてを出し切ると、耳や額に口づけ、十四郎を部屋に残したまま人気のない深夜の風呂場へ向かった。十四郎はだるさが残る体を畳に預けたまま薄暗い天井をぼんやりと眺める。
わかったよ、近藤さん。仕方がねェからアンタのことはこれで忘れてやるよ。
勲は後ろの十四郎に振り返った。
「そんなことねーよ、近藤さん、いつもと変わりねェ」
十四郎は同じ方向を向いて横になっている勲に腰を打ちつけた。呼吸を詰まらせながら上げる切なげな声に鼻で笑う。
昨日はアンタがこうやってあの女にそんな声上げさせてた。
勲の片足を抱えていた手を滑らせ、肌を撫でる。
俺には自分からこんなことしねェのに、あの女にはあんなにやらしく……。
勲の耳朶を吸いながら反り立っているそれに触れる。
「と、トシっ」
「ん、なんだよ」
「やっぱりいつもと違う」
「そうか?……昨日のアンタを再現してるだけだ」
どきりとした勲は目を見開いた。
「え、き、昨日って、あ、え?」
昨日といえば、結婚が決まった妙と幸せを感じながら戯れていた。そのうち抑えきれず、いけないと思いながらも、この局長室で愛し合った。
「ウソ、アレ見られてたの?」
こちらから勲の表情は見えないが、きっと頬を赤らめて照れている。十四郎は小さく舌打ちした。
俺のことでは、そんな顔したことねェのに……。
完全に嫉妬している。男の嫉妬がみっともないのは重々承知している。が、こうもあからさまに妙と自分とで態度が違うのはやりきれない。わかっている。自分は恋人ではない。自分は勲の友人であり部下である。
「ああ、女の声がデカくて屯所にいた奴ならみんな知ってる」
「ええっ」
「大丈夫だ。奴らには口止めしたし、流出しそうなもんは総悟が全部破壊した」
総悟と隊士達のことが容易く思い浮かんで勲は苦笑した。
「あ、でも全部破壊しちゃったの?おしいことしたなァ」
「……はァ?」
十四郎の不思議そうな声に勲は笑みを零した。
「だって昨日のお妙さんったらすっごくかわいかったしィ、何か残ってたらそれはそれで、後でじっくり愉しめるしィ、ていうか実は覗かれてる気配するなァとか思いながらわざと結合部見せるようにしたっていうかァ」
勲の可愛い子ぶった声に十四郎は目を細めた。
「……アンタ、つくづく変態だな……」
「ええ~?俺に突っ込んでるトシがそれ言うかァ?」
笑いながら言われて十四郎は目を点にした。
「まァそれもそうか」
と、笑う。
男が男に突っ込んでるなんざ変態でなけりゃァムリだな。
「なァ、トシ」
落ち着いた声に十四郎はどきりとした。きっと言われる。
「こういうの、もう終わりにしよっか」
昨日の勲と妙を見たばかりだというのに自分とこうしているということは、そういうことだ。始めから予感はしていたが、いざ宣告されるとかなりの衝撃だ。
「俺さ、もう結婚するし溜まることって、そうないと思う」
十四郎は勲の肩に額を寄せた。
「……ああ……」
掠れた小さな声で返事する。
ハハハ、何泣きそうになってんだ俺は。そんなにこの男に惚れてたのか。
勲に触れたままになっていた指を動かす。
「わかった……」
と、肩に口づける。寂しそうな十四郎の様子に、勲は何かを決めたように口の両端を上げた。
「トシ、抜いて」
肩から顔を上げる十四郎に続けて言う。
「トシさァ、お妙さんの代わりするって言ったけど、なんかいつも俺の方が触られてたじゃん?」
と、腰を引き、十四郎は促されるまま勲から引き抜いた。
「だから、今日はちゃんとお妙さんの代わりしてくんない?」
十四郎と向い合せになり、勲はにこりと微笑んだ。
「昨日、本人とあれだけやっときながら代わり?」
「お妙さん、まだ途上だからムチャしないように我慢してたの。けどトシなら多少ムチャしても大丈夫だもんね~」
「オイ、なんだそりゃ」
「だってさァ、お妙さんってあんだけ強いけど、やっぱ女の子なんだよ。腕とか腰とかすっごく細くて……」
十四郎の上に体を重ねて頭の脇に肘をつく。
「肩も細くて、こんなゴツゴツしてないしさァ」
と、十四郎の肩を撫でるように叩く。比べられ、面白くない十四郎は拗ねたように言った。
「お妙さんのように細くなくて悪かったな」
「すまんすまん。お妙さんはお妙さん、トシはトシ、だな」
目の前で優しく微笑まれ、十四郎もつられてはにかむ。
「今までありがとうな、トシ。これからも友達として、仲間としてよろしくな」
瞳を閉じた勲の顔が近づき、十四郎は目を伏せた。唇がやんわりと重ねられ一度離れると再び重なる。舌に唇を割られて舌先を弄ばれる。早くもくぐもった声が洩れそうになり、十四郎は眉を寄せた。口の端から涎が溢れ、熱を帯びたように瞳が潤む。舌を吸われて唇が離れると、十四郎の息は上がっていた。反り上がって波打っていた十四郎は勲の太腿に何度も触れており、勲は、くすりと笑う。
「なんだトシ、これだけで感じてるのか?」
意地悪く口の片端が上がる。耳に口づけ、囁く。
「ああ、そっか。さっきイかなかったから辛いのかァ。そっかァ……」
十四郎の太腿の内側に勲の手が這うが、先程から波打っているそれには触れることなく手が離れる。十四郎の眉間に皺が寄り、勲は、ふっと笑った。両手で十四郎の胸を撫で、突起の周囲を指でなぞる。
「んっ」
「ハハ、敏感だな、トシ」
「っ、胸弱いの、アンタもだろ」
「ああ、そっか。じゃあ舐められるのも好きだろ」
不意に左胸の突起に口づけられ、声が上がった。
「あっ」
右胸の突起を指の腹で転がされ、体が揺れた。
「ん、やっぱトシのが敏感だな。お妙さんみたいに敏感だもん」
と、吸う。
確かにあの女の代わりと言ったが、最中に……。
指で弄られていた方を口に含まれ、呼吸を詰まらせる。今までの勲を思い返して十四郎は内心、目を細めた。
女の名をしょっちゅう出す奴だったこの男は。
報われない勲を慰める、最初からそのつもりで関係を持つようになった。勲の気が少しでも晴れればそれでいい。それ以上、深く考えてはいけない。不毛過ぎて両手を上げて笑うしかなくなる。そんな関係が終わろうとも同じだ。寧ろ心の奥底に蓋をし続けて、ずっと抱えてきたものなど、今日で綺麗さっぱり捨ててしまえばいい。
胸から腹部へ、更にその下へと勲の頭が下がる。はちきれそうな程に膨らみ、先端からは辛そうに無色の液が滴っている。勲は舌でその先を包み、滴りを舐めとると自分の右の人差し指と中指を口に含んだ。
「どうするつもりだ……」
頭上で声がし、勲は自分の指を咥えたまま顔を上げて十四郎を見た。
「なんで指を舐めてる」
勲は口から指を引き抜く。
「なんでって、しっかりほぐそうと思って……」
と、反り立っている十四郎の下の窪みを先程濡らした二本の指で撫でる。
「そんな女相手みたいなことしなくても、っん」
「ダメダメ、ちゃんと痛くないようにしなきゃ。今のトシはお妙さんの代わりだよ?いきなり入れるなんていけません。ちゃんと濡らして、まずは軽くイっとかないと……」
窪みの刺激に波打っている十四郎の裏側を下から上へと舐め上げる。
「はぁ、くっ」
先を口に含まれ、水音を立てながら勲の頭が浅く深く動く。一際、切なげな声が上がると十四郎は勲の口内に堪えていたものを放った。喉を鳴らして飲まれ、十四郎は呼吸を乱しながらなんとか言う。
「やめっ、飲、まなくて、いい、くっ、はぁ」
十四郎を飲み干すと、勲は口を拭って笑った。
「指入れてないのに、ちょっと舐めただけでって、トシ、ほんと生娘みたいだな」
言われて十四郎の顔が熱くなる。
「そういえばお妙さんも初めての時、すぐにイっちゃってたなァ……」
と、中指をゆっくりと挿入する。
「ちょっ」
制止する声と右手に構わず、太腿の内側に舌を這わせながら指を捻じる。
「トシはお妙さんと違って頑丈だから休みなしで大丈夫だよね」
と、一度指を引き抜いて指を増やし、捻じるようにしながら指を再度挿入した。
肌をぞくりとしたものが駆け、十四郎は背を反らせた。
「トシ、舌出して」
耳元で優しい声がし、十四郎は言われるまま舌を出す。勲は出された舌をゆっくり絡めとり、くすぐり、十四郎の息遣いは次第に甘くなる。舌を絡めながら十四郎のものが反り立つのを確認した勲は唇を離した。十四郎を横に向かせてその背後に寄り添い、後ろから十四郎の片足を抱え上げ、足を大きく開いて天井を向くようにする。
「ちょっと待て、これじゃあまるで」
「そう、昨日の俺とお妙さん、さっきのトシと俺」
そうって、何考えてんだ。
勲は後ろからゆっくりと十四郎の中に侵入させた。
「待てって」
「くっくっくっ、俺、サイテー?」
と、勲は笑った。
「ああ、サイテーだ」
いくら女の身代わりとは言え、実際にやってた体位で同じように扱われるなんざ御免だ。……でも、わざとなのか?
勲は腰を揺らし、十四郎のものに触れる。
「うん、俺サイテーだから、トシもこんなサイテーな奴のことなんて早く忘れた方がいい」
「……」
十四郎が何も言わないでいると、勲は昨晩のことや、つい先程のことを再現するように十四郎を抱いた。達してすべてを出し切ると、耳や額に口づけ、十四郎を部屋に残したまま人気のない深夜の風呂場へ向かった。十四郎はだるさが残る体を畳に預けたまま薄暗い天井をぼんやりと眺める。
わかったよ、近藤さん。仕方がねェからアンタのことはこれで忘れてやるよ。
みっともないのは重重承知
Text by mimiko.
2011/01/27