土ミツです。武州です。非合体**ついてるけどしれてます。
年齢設定はミツバさん19か18歳、十四郎さん17歳、勲さん18歳、総悟くん8歳。
沖田家は武家設定でミツバさんはよくお見合いしてた設定。
十四郎さんがmaraとか言ってます。
以上ご注意を。
年齢設定はミツバさん19か18歳、十四郎さん17歳、勲さん18歳、総悟くん8歳。
沖田家は武家設定でミツバさんはよくお見合いしてた設定。
十四郎さんがmaraとか言ってます。
以上ご注意を。
女の意地・土ミツ
弟が通う道場の若先生が近所の神社で暴れていた若い男を拾ってきた。村で噂の茨掻き(バラガキ)と呼ばれている男だ。家は豪農であっただけにあからさまに嫌われてはいなかった。が、村の乱暴な若者らと喧嘩三昧で老人や子を持つ親たちからは敬遠されていた。そしてみだりがわしいと生真面目な娘たちに嫌厭されていた。村でも美しい娘たちに夜這いをするのだ。それは彼だけではなく、村の他の若い男でも致すことではあるのだが。とにかくその美形の顔立ちに魅かれない娘はいないという程、彼の外見は評判が良い。しかし、喧嘩はするし年頃の美しい娘にちょっかいを出す。そこが茨掻きと煙たがられる所以だ。
自分も噂を聞いたことがある。その男は美人の寝床にしか現れないらしいので、もし現れたらば美女のお墨付きをもらったも同然だと、それにどうせなら美形の男に破瓜の痛みを慰めてもらいたいのが乙女心だろうと、村の娘たちが話していた。
ほんの少し期待した自分がいた。これでも十歳下の弟には美人の姉だと常に言われ、幼い頃は両親にも親戚にも年頃になったら絶世の美女になること間違いないなどともてはやされた。しかし、その男が現れることはなく、他の男でさえ現れなかった。
そもそもその男は本当に美形なのだろうか。豪農の妾だの茨掻きだの面食いの美形だのと噂は耳にすれど、本人を一度も見たことはなかった。
身内にしか美人だと言われたことがない自分のように、その男も実は大したものではないのだろう。いや、自分の魅力に恐れおののいて憶しただけかもしれない。器の小さい男はこちらからお断りしたい。などと、無念さを男の所為にしてみたりした。
そんなことも忘れた頃だった。道場へ通う弟の迎えに行くとその男がいたのだ。想像していたよりもまだ幼さが残る顔立ちで、撫でようと手を伸ばせば噛みつかれそうな、まるで野犬のようだった。
喧嘩暴れの傷の手当てをするも男に警戒されてこちらも緊張した。けれど、負けるものかと半ば開き直った。突然大きな弟ができたのだと、なんてことはないのだと。しかし、どんなに自分の心に言い聞かせてみても男は自分の弟ではない。警戒する眼差しが薄れていく度、もしその瞳にじっと見つめられてしまったらだの、もしその骨ばった手で手を握られてしまったらだの、もしその低い声で名前を呼ばれてしまったらだのと考えてしまっていた。いつかその手は伸ばされて間近で名前を呼ばれて見つめられたい。知らなかった自分の中の女である心が望んでいた。
両親も親戚も男のことはよく思っていない。いい噂を聞いたことがないのでそれも仕方がないのだけれど、くれぐれも必要以上に近づくことのないようにと釘を刺された。
しかし、生い立ちも振る舞いも気にはならなかった。心を通わせたわけでもないし、どの部分が好きだと挙げられもしない。けれど、男に強く魅かれているという自覚があった。顔を見る度、もっと近づいてどういう男なのか知りたくなった。
ミツバは肉刺(まめ)の潰れた手の平の傷を手当し終え、十四郎の顔を見た。十四郎は明後日の方向を見ている。
「……すまねェな……」
手当に対する言葉が何故謝罪なのだろう。いつもそうだ。まず謝る。ミツバはくすりと笑って小首を傾げた。
「こういう時に言うのは『ありがとう』よ、十四郎さん」
指摘されて口籠る。再びミツバが笑みをこぼすとあちらに顔を向けたまま十四郎は視線だけをミツバに向けた。目が合ったミツバは感謝の言葉を待つが、こちらに向けられた視線が泳いでいるのが可笑しくなって笑いだす。
「もう、素直じゃないんだから」
手当に使った消毒液を救急箱へと仕舞う。ふと視線を十四郎へ戻すと結わえ損なわれている黒髪がほんの数本、口に食い込んでいた。
「十四郎さん、横の髪、食べてますよ」
髪を指ですくって口に入ってしまっていた髪を出してやる。唇が微かに開いて視線を上げると間近で目が合う。やってしまったと後悔する自分と、これはきっかけだと好機にとらえる自分が二人いた。前々から募っていた思いもあり、後悔する自分はあっと言う間にどこかへ行ってしまう。
ミツバは髪をすくったほうの手で十四郎の頬に触れた。とても温かかった。噂に聞く茨掻きもちゃんと生きているのだと実感する。そもそも自分にとってこの道場にやって来た目の前の十四郎しか知らない。本当にあの悪い噂の絶えない茨掻きなのか。
「手ェ離してくれ」
と、頬に触れていた手が掴まれて引き離された。
「残念。少しくらいちょっかい出されてもよかったのに」
ずっと思っていたことを呟いて溜息をつく。やはり興味本位に近づいてくるなと怒られてしまった。いざこちらが近づいたところで避けられてしまう気がしていた。この道場へやって来て間もない頃は刺々しかった十四郎であったが、徐々に表情が穏やかになるにつれて真面目で優しい人なのだと感じだ。こうして手の平に作った肉刺を潰すほど修練に励んでいるし、生意気な総悟の面倒もよく見てくれている。愛想がいいわけでなくぶっきらぼうではあるが、心根はとても優しいのだと自分は知っている。
「よしてくれ。アンタは俺のような奴が手を出していい女じゃない」
「そうかしら。私はどこにでもいるようなその辺の女よ」
「そんなふうに言うもんじゃない。……って、俺の話聞いてる?」
胡坐を掻く十四郎の正面で膝立ちしたミツバは十四郎の頭を抱き寄せた。頬に胸を押しつけられた十四郎は固まっている。
「だめかしら?」
と、十四郎の頭を離して額に口づけを落とす。
「こういう感じでもないのかしら?」
「何がやりたいんだよ、アンタは」
呆れた声で抗議されるが、十四郎の体は固まったままである。これは少なからず効果があるのかもしれない。
「茨掻きをその気にさせてあっさり捨てちゃう遊びでもしてみようかしらって」
にこりと微笑んで十四郎を見下ろすとぽかんと口が開いた。思わず笑みをこぼす。動揺している。よかった。ほんの少しでも彼の相手になれた。
「ひでェな。流石、総悟の姉ちゃんだ」
十四郎はひとつ笑って言う。
「安心してくれ。間違ってもアンタにァ摩羅突っ込んだりしねェ」
言われてどん底に突き落とされた気分だった。折角、彼の視界に入れたと思ったのに、ほんの少しでも彼の心をひっかけられたと思ったのに。自分が言ったことの報復ならば仕方がないが、悲しくて堪らない。悔しくて下唇を噛み締める。目の奥が熱くなり、涙がこぼれてしまいそうだ。目の奥の熱を逃がすように口を開く。
「私ではダメ?やっぱり女としての魅力に欠ける?」
今まで親や親戚の勧めで見合いをしたことがあった。が、どれも断られてしまい、そのうち頻繁に来ていた見合い話の回数も減ってきていた。先日も見合いをした。相手も、その両親も印象は悪くなかったはずなのに、また断られてしまう予感がしている。相手に受け入れられない怖さをぶり返して手が震えてしまう。
「そんなわけない。アンタはいい女だ。ただ、俺は……。俺の噂を聞いたことがあるなら、アンタに手を出せない俺の理由もわかるだろう……」
「そんなの、言い訳よっ」
言うのと同時に涙が落ちてしまった。
誰も彼もあなたはそんな人ではないでしょうだの、あなたはこうあるべきだからそんなことしないだろうだのと決めつける。いつも笑っているのがいけないのだろうか。初めて見合いをした相手には何を考えているのかわからなくて怖いと断られた。が、自分はこんな性分だ。どうにもこうにも変えることはできないし、変えるつもりもない。けれど、そろそろ本気で辛いのだ。誰かに助けて欲しい。
「言い訳でもないさ。現にアンタは兄弟子の姉上様で、武家の娘で、俺のような剣術も教養もままならない男には手の届かない高嶺の花なんだ」
やれやれと溜息をつかれた。
「あなたの建前なんてどうだっていいわ。私に女の魅力があるかないかの話よ」
ミツバは先ほど自分の手首を掴んだ十四郎の手に両手で触れた。指に力を入れてぎゅっと握る。もっと縋りつきたいのに拒絶される怖さがつき纏い、これが精一杯だ。
十四郎は雑に頭を掻いて息をついた。ミツバの腰を抱き、胡坐を掻く足に乗せる。同じほうを向いたミツバの着物の衿元に十四郎の右手が差し込まれる。襦袢の上からまさぐられ、ミツバは肩を竦ませた。
「アンタは充分、魅力的だよ」
耳元で低い声がする。着物の中で十四郎の手に覆われている左の胸が跳ねた。
「相当、性質が悪い方向で」
耳を舌で撫でられてぞくりとする。そっと顎に添えられた手に誘導されて後ろを向くと唇が重なって離れた。
「男を惑わす悪い女だ」
と、口端を上げる。にやりと笑った十四郎に男を見て恥ずかしくなり、視線を落とす。
「さっきはいい女だって言ったわ」
「悪いのがイイ女だ」
と、今度は深く口づける。
悪いところがいいと言われて褒められているのか、けなされているのかわからない。意地で誘ったのはこちらだけれど、誘いに乗っておきながら意地の悪いことを言う十四郎こそ悪い男ではないのか。でも嫌いじゃない。この感覚は初めて十四郎を見た時の、まるで野犬のような瞳から目を逸らせなかったのと似ている。そうか、この男は悪いのがイイ男だ。
自分も噂を聞いたことがある。その男は美人の寝床にしか現れないらしいので、もし現れたらば美女のお墨付きをもらったも同然だと、それにどうせなら美形の男に破瓜の痛みを慰めてもらいたいのが乙女心だろうと、村の娘たちが話していた。
ほんの少し期待した自分がいた。これでも十歳下の弟には美人の姉だと常に言われ、幼い頃は両親にも親戚にも年頃になったら絶世の美女になること間違いないなどともてはやされた。しかし、その男が現れることはなく、他の男でさえ現れなかった。
そもそもその男は本当に美形なのだろうか。豪農の妾だの茨掻きだの面食いの美形だのと噂は耳にすれど、本人を一度も見たことはなかった。
身内にしか美人だと言われたことがない自分のように、その男も実は大したものではないのだろう。いや、自分の魅力に恐れおののいて憶しただけかもしれない。器の小さい男はこちらからお断りしたい。などと、無念さを男の所為にしてみたりした。
そんなことも忘れた頃だった。道場へ通う弟の迎えに行くとその男がいたのだ。想像していたよりもまだ幼さが残る顔立ちで、撫でようと手を伸ばせば噛みつかれそうな、まるで野犬のようだった。
喧嘩暴れの傷の手当てをするも男に警戒されてこちらも緊張した。けれど、負けるものかと半ば開き直った。突然大きな弟ができたのだと、なんてことはないのだと。しかし、どんなに自分の心に言い聞かせてみても男は自分の弟ではない。警戒する眼差しが薄れていく度、もしその瞳にじっと見つめられてしまったらだの、もしその骨ばった手で手を握られてしまったらだの、もしその低い声で名前を呼ばれてしまったらだのと考えてしまっていた。いつかその手は伸ばされて間近で名前を呼ばれて見つめられたい。知らなかった自分の中の女である心が望んでいた。
両親も親戚も男のことはよく思っていない。いい噂を聞いたことがないのでそれも仕方がないのだけれど、くれぐれも必要以上に近づくことのないようにと釘を刺された。
しかし、生い立ちも振る舞いも気にはならなかった。心を通わせたわけでもないし、どの部分が好きだと挙げられもしない。けれど、男に強く魅かれているという自覚があった。顔を見る度、もっと近づいてどういう男なのか知りたくなった。
ミツバは肉刺(まめ)の潰れた手の平の傷を手当し終え、十四郎の顔を見た。十四郎は明後日の方向を見ている。
「……すまねェな……」
手当に対する言葉が何故謝罪なのだろう。いつもそうだ。まず謝る。ミツバはくすりと笑って小首を傾げた。
「こういう時に言うのは『ありがとう』よ、十四郎さん」
指摘されて口籠る。再びミツバが笑みをこぼすとあちらに顔を向けたまま十四郎は視線だけをミツバに向けた。目が合ったミツバは感謝の言葉を待つが、こちらに向けられた視線が泳いでいるのが可笑しくなって笑いだす。
「もう、素直じゃないんだから」
手当に使った消毒液を救急箱へと仕舞う。ふと視線を十四郎へ戻すと結わえ損なわれている黒髪がほんの数本、口に食い込んでいた。
「十四郎さん、横の髪、食べてますよ」
髪を指ですくって口に入ってしまっていた髪を出してやる。唇が微かに開いて視線を上げると間近で目が合う。やってしまったと後悔する自分と、これはきっかけだと好機にとらえる自分が二人いた。前々から募っていた思いもあり、後悔する自分はあっと言う間にどこかへ行ってしまう。
ミツバは髪をすくったほうの手で十四郎の頬に触れた。とても温かかった。噂に聞く茨掻きもちゃんと生きているのだと実感する。そもそも自分にとってこの道場にやって来た目の前の十四郎しか知らない。本当にあの悪い噂の絶えない茨掻きなのか。
「手ェ離してくれ」
と、頬に触れていた手が掴まれて引き離された。
「残念。少しくらいちょっかい出されてもよかったのに」
ずっと思っていたことを呟いて溜息をつく。やはり興味本位に近づいてくるなと怒られてしまった。いざこちらが近づいたところで避けられてしまう気がしていた。この道場へやって来て間もない頃は刺々しかった十四郎であったが、徐々に表情が穏やかになるにつれて真面目で優しい人なのだと感じだ。こうして手の平に作った肉刺を潰すほど修練に励んでいるし、生意気な総悟の面倒もよく見てくれている。愛想がいいわけでなくぶっきらぼうではあるが、心根はとても優しいのだと自分は知っている。
「よしてくれ。アンタは俺のような奴が手を出していい女じゃない」
「そうかしら。私はどこにでもいるようなその辺の女よ」
「そんなふうに言うもんじゃない。……って、俺の話聞いてる?」
胡坐を掻く十四郎の正面で膝立ちしたミツバは十四郎の頭を抱き寄せた。頬に胸を押しつけられた十四郎は固まっている。
「だめかしら?」
と、十四郎の頭を離して額に口づけを落とす。
「こういう感じでもないのかしら?」
「何がやりたいんだよ、アンタは」
呆れた声で抗議されるが、十四郎の体は固まったままである。これは少なからず効果があるのかもしれない。
「茨掻きをその気にさせてあっさり捨てちゃう遊びでもしてみようかしらって」
にこりと微笑んで十四郎を見下ろすとぽかんと口が開いた。思わず笑みをこぼす。動揺している。よかった。ほんの少しでも彼の相手になれた。
「ひでェな。流石、総悟の姉ちゃんだ」
十四郎はひとつ笑って言う。
「安心してくれ。間違ってもアンタにァ摩羅突っ込んだりしねェ」
言われてどん底に突き落とされた気分だった。折角、彼の視界に入れたと思ったのに、ほんの少しでも彼の心をひっかけられたと思ったのに。自分が言ったことの報復ならば仕方がないが、悲しくて堪らない。悔しくて下唇を噛み締める。目の奥が熱くなり、涙がこぼれてしまいそうだ。目の奥の熱を逃がすように口を開く。
「私ではダメ?やっぱり女としての魅力に欠ける?」
今まで親や親戚の勧めで見合いをしたことがあった。が、どれも断られてしまい、そのうち頻繁に来ていた見合い話の回数も減ってきていた。先日も見合いをした。相手も、その両親も印象は悪くなかったはずなのに、また断られてしまう予感がしている。相手に受け入れられない怖さをぶり返して手が震えてしまう。
「そんなわけない。アンタはいい女だ。ただ、俺は……。俺の噂を聞いたことがあるなら、アンタに手を出せない俺の理由もわかるだろう……」
「そんなの、言い訳よっ」
言うのと同時に涙が落ちてしまった。
誰も彼もあなたはそんな人ではないでしょうだの、あなたはこうあるべきだからそんなことしないだろうだのと決めつける。いつも笑っているのがいけないのだろうか。初めて見合いをした相手には何を考えているのかわからなくて怖いと断られた。が、自分はこんな性分だ。どうにもこうにも変えることはできないし、変えるつもりもない。けれど、そろそろ本気で辛いのだ。誰かに助けて欲しい。
「言い訳でもないさ。現にアンタは兄弟子の姉上様で、武家の娘で、俺のような剣術も教養もままならない男には手の届かない高嶺の花なんだ」
やれやれと溜息をつかれた。
「あなたの建前なんてどうだっていいわ。私に女の魅力があるかないかの話よ」
ミツバは先ほど自分の手首を掴んだ十四郎の手に両手で触れた。指に力を入れてぎゅっと握る。もっと縋りつきたいのに拒絶される怖さがつき纏い、これが精一杯だ。
十四郎は雑に頭を掻いて息をついた。ミツバの腰を抱き、胡坐を掻く足に乗せる。同じほうを向いたミツバの着物の衿元に十四郎の右手が差し込まれる。襦袢の上からまさぐられ、ミツバは肩を竦ませた。
「アンタは充分、魅力的だよ」
耳元で低い声がする。着物の中で十四郎の手に覆われている左の胸が跳ねた。
「相当、性質が悪い方向で」
耳を舌で撫でられてぞくりとする。そっと顎に添えられた手に誘導されて後ろを向くと唇が重なって離れた。
「男を惑わす悪い女だ」
と、口端を上げる。にやりと笑った十四郎に男を見て恥ずかしくなり、視線を落とす。
「さっきはいい女だって言ったわ」
「悪いのがイイ女だ」
と、今度は深く口づける。
悪いところがいいと言われて褒められているのか、けなされているのかわからない。意地で誘ったのはこちらだけれど、誘いに乗っておきながら意地の悪いことを言う十四郎こそ悪い男ではないのか。でも嫌いじゃない。この感覚は初めて十四郎を見た時の、まるで野犬のような瞳から目を逸らせなかったのと似ている。そうか、この男は悪いのがイイ男だ。
女の意地・土ミツ
Text by mimiko.
2016/12/06