近藤さんが攻めたあとにお妙さんが攻めてます。
夢現G
夢みてェだ。
近藤は妙を見下ろした。
細く白い首には先程つけた赤い跡が散り、小さくはあるが柔らかい膨らみが揺れている。その先の桜色は硬くなり、刺激が欲しいと疼いているように見える。いつもやたらと弓なりだったりつり上がったりする眉は、今は頼りなく下がり、潤んだ瞳が自分を見上げ、開いた唇から甘い声と熱い吐息を洩す。
「あっ、近藤さぁ、っん」
何度も自分を飲み干そうと痙攣し、嬌声を上げる。
ああ、やらしい女だなァ。ひとつも放しやがらねェ。
教えた訳でもないのに、自分好みに絡んで吸いつくように圧迫する。動かずとも繋がった所より快感が伝わってくるが、動けば溶けるような快感が止め処なく迫って来る。近藤は、自身に硬さを増すと一度腰を止めて奥を己で突いた。
「ぅあぁ、はぁぁだめぇ、あぁ」
唇を震わせて悦ぶ妙に、近藤は口の片端を上げる。
「奥が気持ちいいんですか?」
涎を零したままこくりと頷き、近藤は微笑んだ。妙の涎を舐め取り、舌をそのまま妙の唇に差し込む。妙の舌が絡まり、口内からぞくりとした快感が体全体に広がった。唇を離すと頭の芯を溶かしたらしい妙が、舌を絡めろと言わんばかりに唇を開いている。近藤が妙の口元に左手を寄せると、妙は近藤の指に口づけ、指先を舐める。人差し指と中指を咥えた。音を鳴らしながら指を味わい、近藤の顔を見つめる。
挑発してるのか。
近藤は期待に応えてやろうと小刻みに妙の体を揺らす。声を上げて悦ぶが、止まらない疼きに身を捩った。近藤は逃げられないようにと妙の脇に腕を潜らせ、肩を掴んで奥を突いたまま腰を揺らす。
「やぁ、奥、そんなに、しない、ひぁっ、だっめぇ、んん……!」
妙の中の痙攣に奥歯を噛み締め耐えると、乱れた呼吸を整える。
またイったか。
陸に上げられた魚のように体を揺らし、うつろな視線でどこかを見つめ、上気した頬で息をする妙を見下ろした。
あのさ、なんかコレって夢じゃね?俺とお妙さんがセックスしてるってありえんだろう。それに全然嫌がって ねーし、めちゃくちゃ感じまくって悦んでるし。
ぬるりと熱く包まれている自身を意識して身震いし、一息つく。
夢でもいい、夢でもいいから惚れた女の中に全てぶちまけたい。
近藤は目を細め、汗で顔に張りついていた妙の髪を梳く。
「お妙さん、いいですか?」
「はい、いっぱい、出して。近藤さんの、いっぱい私の中に……」
切なげな声に堪らなくなった近藤は妙に腰を打ちつけた。
***
買い物から帰宅した妙は、廊下を通っていた。
「くっ、お妙さっ、ん、俺、もう……!」
どこからか、聞き覚えのある男の声が聞こえて妙は警戒する。廊下の先、天井、庭と、周囲を見てみるが人はいない。が、びくりとした。軒下から頭を出し、眉を寄せている真選組の隊服を着たあの男がいる。妙はいつもの様子ではない近藤に駆け寄った。
「近藤さん、大丈夫ですか?!」
額に薄らと汗を滲ませた近藤の額に手を当てる。熱を持った額に、はっとし、妙は近藤の体を揺らす。
「近藤さん、近藤さん」
「あっ、お妙さん、そんな揺らしたらすぐにイっちゃうでしょ、ダメっ」
妙は瞬きを繰り返し、近藤の胸から手を離した。
――あっ、お妙さん、そんな揺らしたらすぐにイっちゃうでしょ、ダメっ――
ですって……?
――そんな揺らしたらすぐにイっちゃうでしょ――
このゴリラ、夢の中でナニしてやがる……。
――すぐにイっちゃうでしょ――
妙は俯き、ゆっくりと立ち上がる。
「己は他人ん家の軒下でどんな夢見とるんじゃァァァァ!!」
妙は近藤の顔を勢いよく踏みつけ、近藤は声にならない呻き声を上げた。
近藤は妙を見下ろした。
細く白い首には先程つけた赤い跡が散り、小さくはあるが柔らかい膨らみが揺れている。その先の桜色は硬くなり、刺激が欲しいと疼いているように見える。いつもやたらと弓なりだったりつり上がったりする眉は、今は頼りなく下がり、潤んだ瞳が自分を見上げ、開いた唇から甘い声と熱い吐息を洩す。
「あっ、近藤さぁ、っん」
何度も自分を飲み干そうと痙攣し、嬌声を上げる。
ああ、やらしい女だなァ。ひとつも放しやがらねェ。
教えた訳でもないのに、自分好みに絡んで吸いつくように圧迫する。動かずとも繋がった所より快感が伝わってくるが、動けば溶けるような快感が止め処なく迫って来る。近藤は、自身に硬さを増すと一度腰を止めて奥を己で突いた。
「ぅあぁ、はぁぁだめぇ、あぁ」
唇を震わせて悦ぶ妙に、近藤は口の片端を上げる。
「奥が気持ちいいんですか?」
涎を零したままこくりと頷き、近藤は微笑んだ。妙の涎を舐め取り、舌をそのまま妙の唇に差し込む。妙の舌が絡まり、口内からぞくりとした快感が体全体に広がった。唇を離すと頭の芯を溶かしたらしい妙が、舌を絡めろと言わんばかりに唇を開いている。近藤が妙の口元に左手を寄せると、妙は近藤の指に口づけ、指先を舐める。人差し指と中指を咥えた。音を鳴らしながら指を味わい、近藤の顔を見つめる。
挑発してるのか。
近藤は期待に応えてやろうと小刻みに妙の体を揺らす。声を上げて悦ぶが、止まらない疼きに身を捩った。近藤は逃げられないようにと妙の脇に腕を潜らせ、肩を掴んで奥を突いたまま腰を揺らす。
「やぁ、奥、そんなに、しない、ひぁっ、だっめぇ、んん……!」
妙の中の痙攣に奥歯を噛み締め耐えると、乱れた呼吸を整える。
またイったか。
陸に上げられた魚のように体を揺らし、うつろな視線でどこかを見つめ、上気した頬で息をする妙を見下ろした。
あのさ、なんかコレって夢じゃね?俺とお妙さんがセックスしてるってありえんだろう。それに全然嫌がって ねーし、めちゃくちゃ感じまくって悦んでるし。
ぬるりと熱く包まれている自身を意識して身震いし、一息つく。
夢でもいい、夢でもいいから惚れた女の中に全てぶちまけたい。
近藤は目を細め、汗で顔に張りついていた妙の髪を梳く。
「お妙さん、いいですか?」
「はい、いっぱい、出して。近藤さんの、いっぱい私の中に……」
切なげな声に堪らなくなった近藤は妙に腰を打ちつけた。
***
買い物から帰宅した妙は、廊下を通っていた。
「くっ、お妙さっ、ん、俺、もう……!」
どこからか、聞き覚えのある男の声が聞こえて妙は警戒する。廊下の先、天井、庭と、周囲を見てみるが人はいない。が、びくりとした。軒下から頭を出し、眉を寄せている真選組の隊服を着たあの男がいる。妙はいつもの様子ではない近藤に駆け寄った。
「近藤さん、大丈夫ですか?!」
額に薄らと汗を滲ませた近藤の額に手を当てる。熱を持った額に、はっとし、妙は近藤の体を揺らす。
「近藤さん、近藤さん」
「あっ、お妙さん、そんな揺らしたらすぐにイっちゃうでしょ、ダメっ」
妙は瞬きを繰り返し、近藤の胸から手を離した。
――あっ、お妙さん、そんな揺らしたらすぐにイっちゃうでしょ、ダメっ――
ですって……?
――そんな揺らしたらすぐにイっちゃうでしょ――
このゴリラ、夢の中でナニしてやがる……。
――すぐにイっちゃうでしょ――
妙は俯き、ゆっくりと立ち上がる。
「己は他人ん家の軒下でどんな夢見とるんじゃァァァァ!!」
妙は近藤の顔を勢いよく踏みつけ、近藤は声にならない呻き声を上げた。
夢現G
Text by mimiko.
2010/04/05